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【小児】3ヶ月半〜5ヶ月半ごろの赤ちゃんと行うべきこととは? ①

こんにちは。作業療法士Sです。

赤ちゃんは3ヶ月半ごろを過ぎると、好奇心や探究心がますます強くなり、周りを絶えずキョロキョロしたり、目に付いたものを触ったり、物を口に入れたりすることが増えてくる頃です。

今回は、そんな時期の赤ちゃんと一緒に行うと良い動作を中心に書いていこうと思います。

(以前は1ヶ月半〜3ヶ月半ごろの赤ちゃんと行うと良い動作などについて書いていきました、時期に応じて良かったらこちらもご覧ください。)

目次

3ヶ月半〜5ヶ月半ごろはどんな時期?

この時期の赤ちゃんは先ほども書きましたが、好奇心や探究心がますます強くなる時期です。

可能な限り赤ちゃんと遊び、旺盛な好奇心を伸ばしていきましょう。

POINT
  • 手で物を掴んだり離したりすることができるようになったら、引っ張る動作練習をしていきましょう。
  • 繰り返し腹ばいの練習をして、“はいはい”の準備をしましょう。

手の発達

赤ちゃんがおもちゃに興味を示し、自分から手を出すようになってきたら、引っ張る動作を意識した遊びを促していきましょう。

おもちゃの存在を認識して、その位置まで手を伸ばして掴んで引っ張るという一連の動きには、赤ちゃんの脳(視覚野、頭頂連合野、前頭連合野、運動野など)を鍛えていきます。

How to…
  • 仰向けや、腹ばい、お座りしている赤ちゃんの目の前に、紐やゴムなどでつったおもちゃをぶら下げて、赤ちゃんに引っ張って遊んでもらいましょう
作業療法士S

おもちゃに関心を示さないときは、鈴などをつけたり、音で誘いましょう!
おもちゃは弱い力でも引っ張ることができるように工夫すると良いかもしれません(ゴムで吊るすなど)

運動

はいはいの練習

腹ばい(うつぶせ)が上手にできるようになってきたら、“はいはい”の練習をしていきましょう。

前進するためには、手足を交互に動かすことを覚えていく必要があります。

How to…
  1. 赤ちゃんをうつぶせにして、保護者が赤ちゃんのお腹の下から手を入れて少し持ち上げておきます
  2. 持ち上げられた赤ちゃんのどちらかの手や足が床につくと、その刺激によって先に床についた手足が動き、その後に反対の手足が動きます
  3. 繰り返し手足を交互に出す練習を行う
作業療法士S

どちらかの手や足が床につくとその刺激によって先に床に付いた手足が動き、その後に反対の手足が動く反射を立ち直り反射と言います。

手を上手に出すために

POINT
  • 赤ちゃんがうつぶせの姿勢から首を上げて、胸を張って、手で体を支えられる様になってきたら、赤ちゃんの手を持って前方に誘導・サポートをしていきましょう
作業療法士S

うつぶせの姿勢から手で体を支えられないときは、赤ちゃんのお腹の下に手を入れて少し持ち上げてあげるサポートをしましょう。

足の蹴りを強くするために

はいはいのポイントとして、手足を交互に前に出すことに加えて、足の指先を床につけて蹴る動作も大切です。

How to…
  1. 保護者の手のひらを赤ちゃんの足裏に当てて、少し押し戻す
  2. 赤ちゃんがその力を利用して足で蹴る
作業療法士S

蹴りを促すときは「イチ、ニ」と声かけとともに行うと良いです。

その他の運動

平衡感覚を鍛えるために

平衡感覚を鍛えるために、三半規管耳石器を働かせていきます。

三半規管

頭が回転する時に刺激される

耳石器

頭が前後、左右、上下直進する時に刺激される

作業療法士S

どちらも加速度が刺激になりますが、強度に注意です。
嫌がるようなら弱い刺激から行いましょう。

How to…
  1. たかい、たかい
  2. 横揺れブランコ(両手で赤ちゃんの大腿部を持ち、左右にゆらゆら揺らす)

まとめ

今回は3ヶ月半〜5ヶ月半ごろの赤ちゃんと行うべきことを運動を中心に書いていきました。

この時期は繰り返し腹ばい、はいはいの練習をしていくことがおすすめです。

臨床場面だけでなく、日常生活でも片方の手足ばかりで移動しようとしたり、肘を曲げたまま前進しようとしたりとさまざまなはいはいを見かけることがあります。

効率よく体を動かす順序を覚えるためにも、またバランス良く筋肉の発達を促すためにも、注意しつつはいはいを誘導していくことが大切です。

次回は、感覚や社会性を中心に書いていこうと思います。

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