こんにちは。作業療法士Sです。
突然ですが、あなたは“脳内麻薬”という言葉を知っていますか?
麻薬という言葉が入っていると…恐ろしいイメージや不安を感じられるかもしれません。
今回はそんな麻薬とは言っても脳のはたらきの1つ、“脳内麻薬”について書いていこうと思います。
目次
脳内麻薬とは?
前回の記事で脳の情報伝達には、同じ働きをするところがつながって働いていると書きましたが、
それとは別に、脳全体に影響を及ぼすものがあります。
それが“脳内麻薬”のドーパミンです。
ドーパミンは、気持ちの良い刺激を受けた時に腹側被蓋野(A10神経核)がはたらいて分泌され、前頭連合野(思考)、海馬(記憶)、運動連合野(運動・筋肉の動き)のはたらきを良くします。
ドーパミンの働き
- 思考の面:考える力、注意力、判断力、推理力等の向上
- 運動の面:スピード・敏捷性の向上、手足・手先を器用に動かすのに役立つ等
脳内麻薬を出すためには?
“脳内麻薬”ドーパミンが出るためには、腹側被蓋野をよくはたらかせることが大切です。
そのためには、快感を起こす刺激が効力を発揮します。
例えば、美味しいもの・好きなものを食べる、人を好きになる(好きな人の写真をみる)等の刺激が挙げられています。
(特に、大人はお金を得ることがとても効果的だそうです…。)
まとめ
今回は“脳内麻薬”ドーパミンについて、書いてみました。
ドーパミンは前頭連合野(思考)、海馬(記憶)、運動連合野(運動・筋肉の動き)のはたらきを良くします。
ドーパミンがよく出るためには、快感を起こす刺激が必要です。
美味しいものを食べたり、好きな人に会ったり…。
あなたの好きなことはなんですか?